問題社員FAQ

代表弁護士 藤田 進太郎

代表弁護士 藤田 進太郎

 会社経営者の皆様、問題社員のトラブルでお悩みではありませんか?
 弁護士藤田進太郎は、会社経営者の皆様を問題社員のストレスから解放したいという強い思いを持っており、日本全国各地の会社経営者のために、問題社員の対応に当たっています。
 会社経営者を悩ます問題社員は、弁護士藤田進太郎にご相談ください。
日本全国各地の会社経営者のために、オンライン経営労働相談事務所会議室での経営労働相談を実施しています。

 会社経営者の皆様、問題社員に対応するにあたり、最初に考えて欲しいことがあります。会社経営者はどうして、本気で問題社員に対応しなければならないのでしょうか?
 「問題社員に対応しなければならないのは当たり前のことなのに、何を言ってるんだ?」そう疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし、私のところに相談に来る会社経営者の悩みは、問題社員にどう対応したらいいか分からないから、やり方を教えて欲しいといった技術的なものばかりではありません。問題社員とはいえ、自社の社員であることに変わりはない、本来であれば温かく成長を見守ってあげたい、それなのに厳しく注意指導したり、懲戒処分を行ったりしていいものだろうか、そんなことをしたくて会社を作ったのではない、それでもやはり自分が対処しなければならないのだろうか?そういった悩みを抱えている会社経営者は数多く存在します。こういった迷いがあると、会社経営者が本気で問題社員に対応しようと決意することは、なかなかできません。

 10年以上前のことです。私は、次から次へと新入社員が辞めてしまうことへの対応を相談されたことがあります。詳しく話を聞いてみると、辞めた新入社員は全員、同じ上司の下に配属された新入社員であることが分かりました。
 同じ上司の下に配置した新入社員だけが、短期間で大勢辞めてしまうのは、普通ではありません。その上司に問題があることは明らかでした。社長も、その上司が問題だと薄々気づいている様子でしたが、踏み込んだ調査、注意指導はしていませんでした。どうやら,社長は、その上司にその部署を任せたのだから、社長がいちいち口を出すべきではなく、本人の自主性に任せるべきだと考えている様子でした。
 しかし、その結果、希望を持って入社してきた新入社員が大勢、短期間で会社を辞めることになってしまったのです。社長が行動を起こさなければならないことは明らかでした。私に相談しながら、社長が本気で行動を起こした結果、間もなく問題は解決しました。社長に一番必要だったのは、本気で問題社員に対応する決意だったのです。

 また、ある中小企業が久しぶりに新卒の社員を採用したところ、その新入社員は性格がきつく、先輩社員を馬鹿にして、毎日不平不満ばかり言っていました。上司の指示にも従いません。社長に相談する社員もいましたが、社長は、多少問題のある社員であってもあまり厳しく注意したりせず、成長を温かく見守ってあげるのが会社経営者の取るべき行動と思っていたため、軽く注意する程度で、踏み込んだ対応はせずに放置していました。
 入社から数か月がたつ頃には、その新入社員はみんなに嫌われており、近づく先輩社員は1人もいなくなっていました。直属の上司はとうとう、うつ病を発症して、会社を何か月も休むことになってしまいました。このような社内の雰囲気に嫌気がさして、退職する社員も出てきました。社長が踏み込んだ対応を行わなければならないのは明らかでした。
 社長が私に相談しながら踏み込んだ対応をした結果、問題は解決しました。このときも、社長に一番必要だったのは、本気で問題社員に対応する決意だったのです。

 会社経営者の多くは、「良い経営者」でありたいと考えています。「良い経営者」であることは、とても大事なことです。しかし、「良い経営者」であろうとしたことが、問題社員の対応を躊躇することにつながってしまうことは、珍しくありません。その結果、会社のために一生懸命誠実に働いてくれている大事な社員が大きな被害を被ってしまうことがあるのです。それでは、「良い経営者」ということはできません。
 会社経営者は、自分のしていることが本当に社員たちのためになっているのか、絶えず考え続けなければなりません。私は、そのお手伝いをしたいと、本気で思っています。

 会社経営者はどうして、本気で問題社員に対応しなければならないのでしょうか?それは、「会社を成長させるため」といった、抽象度の高い話だけでは終わりません。「会社のために一生懸命誠実に働いてくれている大事な社員たちを守るため」にも、問題社員にしっかり対応しなければならないのだと思います。

弁護士法人四谷麹町法律事務所
代表弁護士 藤田 進太郎

※ 現在、主に会社経営者向けのYouTubeチャンネルで情報発信を行なっています。最近の弁護士藤田進太郎の解説に興味がある会社経営者の皆様は、YouTubeをご視聴ください。問題社員FAQには、作成から年月が経過しているものや新人弁護士のトレーニングとして作成されたものも含まれています。
※ 個別事案の対応は、オンライン経営労働相談事務所会議室での経営労働相談ご利用ください。一般論ではない、現に会社で起きている問題にフィットした具体的なアドバイスを提供します。
※ 事務負担上の理由から、電話でのお問合せには応じていません。

問題事例一覧

問題社員1
協調性がない。
問題社員2
遅刻や無断欠勤が多い。
問題社員3
勤務態度が悪い。
問題社員4
注意するとパワハラだなどと言って、上司の指導を聞こうとしない。
問題社員5
会社に無断でアルバイトをする。
問題社員6
金銭を着服・横領したり、出張旅費や通勤手当を不正取得したりして、会社に損害を与える。
問題社員7
転勤を拒否する。
問題社員8
社内研修、勉強会、合宿研修への参加を拒否する。
問題社員9
就業時間外に社外で飲酒運転、痴漢、傷害事件等の刑事事件を起こして逮捕された。
問題社員10
仕事の能力が低い。
問題社員11
行方不明になってしまい、社宅に本人の家財道具等を残したまま、長期間連絡が取れない。
問題社員12
精神疾患を発症してまともに働けないのに休職や退職の効力を争う。
問題社員13
採用内定取消に応じない。
問題社員14
試用期間中の本採用拒否(解雇)なのに、解雇は無効だと主張して、職場復帰を求めてくる。
問題社員15
退職勧奨したところ、解雇してくれと言い出す。
問題社員16
退職届提出と同時に年休取得を申請し、引継ぎをしない。
問題社員17
退職届を提出したのに、後になってから退職の撤回を求めてくる。
問題社員18
有期契約労働者を契約期間満了で雇止めしたところ、雇止めは無効だと主張してくる。
問題社員19
残業代込みの給料(固定残業代・みなし残業)であることに納得して入社したにもかかわらず残業代の請求をしてくる。
問題社員20
勝手に残業して残業代(割増賃金)を請求してくる。
問題社員21
管理職なのに残業代を請求してくる。
問題社員22
トラブルの多い社員が定年退職後の再雇用を求めてくる。
問題社員23
社外の合同労組に加入して団体交渉を求めてきたり、会社オフィスの前でビラ配りしたりする。
問題社員24
派手な化粧・露出度の高い服装で出社する。
問題社員25
虚偽の内部告発をして、会社の名誉・信用を毀損する。
問題社員26
会社の業績が悪いのに賃金減額に同意しない。
問題社員27
業務上のミスを繰り返して、会社に損害を与える。
問題社員28
営業秘密を漏洩する。
問題社員29
社員を引き抜いて、同業他社に転職する。
問題社員30
解雇した社員が合同労組に加入し、団体交渉を求めてきたり、会社オフィス前や社長自宅前で街宣活動をしたりする。
問題社員31
ソーシャルメディアに社内情報を書き込む。
問題社員32
管理職なのに部下を管理できない。
問題社員33
精神疾患を発症したのは長時間労働や上司のパワハラ・セクハラのせいだと主張して損害賠償請求してくる。
問題社員34
退職勧奨しても退職しない。
問題社員35
営業社員が営業中に仕事をサボる。
問題社員36
ホウレンソウ(報・連・相)ができない。
問題社員37
ソーシャルメディアに問題映像を投稿する。
問題社員38
部下に過大なノルマを課したり仕事を干したりする。
問題社員39
飲み会で部下に飲酒を強要する。
問題社員40
解雇していないのに出社しなくなった社員が解雇されたと主張する。
問題社員41
再雇用後の賃金が定年退職前よりも下がることにクレームをつける。
問題社員42
自律的な判断ができず指示された仕事しかしない。
問題社員43
賃金減額に同意したのに賃金減額は無効だと主張する。
問題社員44
不採用通知に抗議する。
問題社員45
有期契約労働者が正社員と同じ待遇を要求する。
問題社員46
試用期間中の社員の能力が低い。
問題社員47
会社のパソコンで私用メール等をする。
問題社員48
採用予定者が遵守事項に違反した。
問題社員49
経歴を詐称した。
問題社員50
身だしなみが乱れている。
問題社員51
遅刻・欠勤を繰り返す。
問題社員52
無断欠勤を続けている。
問題社員53
同僚に嫌がらせをする。
問題社員54
精神的疾患が疑われる社員が働き続けている。
問題社員55
育児、介護を理由に転勤を拒否する。
問題社員56
企業秘密を他社に漏えいする。
問題社員57
雇い止めに納得しない。
問題社員58
定年後の再雇用を求める。
問題社員59
定年後再雇用者が契約不更新に納得しない。
問題社員60
だらだらと残業する。
問題社員61
年休を事後的に請求したり、半日単位で取得しようとしたりする。
問題社員62
退職勧奨したら解雇してほしいと言う。
問題社員63
定年後再雇用した社員が年次有給休暇の申請をする。
問題社員64
昼休憩の時に電話応対した時間の賃金を請求する。
問題社員65
研修に要した時間の賃金を請求する。
問題社員66
多重債務を抱えている。
問題社員67
役職を外したのに役職手当の不支給に納得しない。
問題社員68
始業時刻よりも早く出社した時間の賃金を請求する。
問題社員69
インターネット上で会社を誹謗中傷する。
問題社員70
「退職します」と連絡した後、連絡を断つ。

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