Q939 割増賃金の計算の基礎となる「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」はどのように計算すればいいですか?

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1 時給制
 時間によって定められた賃金については,その金額が「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」であり,所定の1時間当たりの賃金が割増賃金の単価となります。

2 日給制
 日によって定められた賃金につては,その金額を1日の所定労働時間数で除した金額が「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」となります。

3 週給制
 週によって定められた賃金については,その金額を週における所定労働時間数で除した金額が「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」となります。
 週によって所定労働時間数が異なる場合には,4週間における1週平均所定労働時間数で除して計算します。

4 月給制
 月によって定められた賃金については,その金額を月における所定労働時間数で除した金額が「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」となります。となります。
 月によって所定労働時間数が異なる場合には,1年における1月平均所定労働時間数で除して計算します。

5 年俸制等,月,週以外の一定の期間によって定められた賃金
 年俸制における割増賃金の単価の計算方法は,年俸額を年間所定労働時間数で割って単価を計算します。
 なお,年俸制を採用した使用者によって時間外労働分を含めた労働の総体について年俸額を定めたのであり,割増賃金を支払うことは予定していないというケースもありますが,年俸制の場合であっても,労働契約関係には労基法が適用されますので,直ちに時間外割増賃金を支払わなくてもよいということにはならず,管理監督者やみなし労働時間制が適用される労働者になっていない限り,時間外割増賃金の対象となります。もっとも,年俸に予め年間の割増賃金額を含めて支給する定額残業代を採用することは可能です。

6 出来高払い制その他請負制によって定められた賃金
 出来高払い制(歩合給制)その他請負制によって定められた賃金については,その賃金算定期間において出来高払い制その他請負制によって計算された賃金の総額を,当該賃金算定期間における総労働時間数で除した金額の合計額が,「通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額」となります。


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