Q861 解雇理由を後で追加することはできますか?

 解雇当時に存在していた普通解雇理由ならば,追加することができます。普通解雇は,濫用が規制されているものの,本来は労働契約の当事者である使用者の権利であるため,その権利行使の理由に該当する事実があるならば,権利行使することができます。また,普通解雇当時に存在していた解雇理由ならば,労働者にとっても不意打ちにはなりません。
 他方,懲戒解雇は,後になって懲戒解雇理由を追加することはできません。なぜなら,懲戒解雇は普通解雇とは異なり労働者に対する制裁罰であるため,懲戒処分の有効性はその理由とされた事実との関係においてのみ判断される必要があるからです。


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