Q624 月給制の労働者の残業代は,どのように計算すればいいですか?

 月給制の労働者A氏の残業代について,具体的な例は以下のとおりです。  

月給:25万円(他の手当等無し)
1日の所定労働時間:8時間
所定休日:土,日,祝日,年末年始12月28日~1月4日,夏季休暇3日
A氏の当月の残業時間:時間外労働時間数30時間,深夜労働時間数15時間(全て時間外労働時間),休日労働時間数20時間

1 通常の労働時間の賃金の時間単価の計算
年間(平成28年)所定労働日数=366日-休日131日=235日
年間の所定労働時間数=1日の所定労働時間8時間×235日=1880時間
1月平均所定労働時間数=1880時間÷12か月≒156.67時間(小数点第3位以下四捨五入)
通常の労働時間の賃金の時間単価=月給25万円÷156.67時間≒1596円/時(小数点以下四捨五入)

2 割増賃金(残業代)単価の計算
① 1か月の合計が60時間までの時間外労働の時間単価=1596円×1.25≒1995円/時
② 1か月の合計が60時間までの深夜(午後10時~午前5時)の時間外労働の時間単価=1596円/時×1.5=2394円/時
③ 休日労働の時間単価=1596円/時×1.35≒2155円/時

3 割増賃金(残業代)の計算
① 時間外割増賃金=1995円/時×30時間=5万9850円
② 深夜時間外割増賃金=2394円/時×15時間=3万5910円
③ 休日割増賃金=2155円/時×20時間=4万3100円
A氏の当月の割増賃金(残業代)合計金額=13万8860円

4 賃金総額の計算
A氏の当月の賃金総額=25万+13万8860円=38万8860円


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