Q9
解雇に踏み切る前の「警告」としては,どの程度まで踏み込んだ警告をすべきでしょうか?
実際に解雇に踏み切る場合の「警告」としては,原則として,当該社員に対し,具体的問題点を指摘し,それが改善されない場合には解雇する旨警告し,実際に改善されなかった場合に初めて,解雇すべきと考えます。
このような警告がないままいきなり解雇した場合,労働者にとって不意打ちになりますから,労働者の納得を得にくく,トラブルになりやすいですし,問題社員の解雇であっても,解雇が無効と判断されやすくなります。
警告の内容としては,「具体的」に問題点を指摘し,具体的にどうすれば解雇されることを回避できるのか,労働者が理解できるようにしておく必要があります。
具体的に問題点を指摘できない場合は,解雇事由が存在しないわけですから,解雇を回避する必要があるという結論になります。
また,警告した結果,問題点が改善された場合には,解雇事由が存在しなくなっているわけですから,やはり,解雇すべきではないという結論になります。