ワード:「懲戒権濫用」

ハラスメントの申告事実を後から追加してくる。

動画解説 [youtube]noTr8V6LUag[/youtube] 本記事の内容は、代表弁護士 藤田進太郎が動画でも解説しています。「会社経営者のための問題社員対応講座」(YouTube)では、問題社員対応の実務を継続的に配信しています。 この記事の結論 1 懲戒処分は被害者の感情を満たすための制度ではなく企業秩序を維持するための統治行為であり……

勤務態度が悪い問題社員を解雇する際に考慮すべき点について教えてください。

この記事の結論 1 有効性は4要件で判断される。①解雇事由該当、②濫用に当たらない、③解雇予告、④解雇制限に非該当 勤務態度不良を理由とする解雇は、就業規則の解雇事由に該当するだけでは足りません。特に②の客観的合理的理由と社会通念上の相当性を、証拠で示せることが重要です。 2 「客観的に合理的」とは、裁判官が証拠で判断できること。経……

転勤命令を拒否した正社員を懲戒解雇することができますか。

この記事の結論 1 転勤命令が無効なら拒否を理由とした懲戒解雇は認められない。有効性確認が大前提 転勤命令が無効となる主なケースは①勤務地限定特約がある場合②転勤命令権限が権利濫用に当たる場合です。転勤命令拒否を理由に懲戒解雇を検討する前に、まず転勤命令自体の有効性を確認する必要があります。 2 有効な転勤命令の拒否は重大な業務命令……

懲戒解雇・諭旨解雇・諭旨退職等、退職の効果を伴う懲戒処分を検討する際の注意点について教えてください。

この記事の結論 1 退職の効果を伴う懲戒処分は紛争になりやすい。退職金不支給・減額を伴う場合はさらにリスクが高まる 懲戒解雇・諭旨解雇・諭旨退職は懲戒権濫用の有無が厳格に審査されます。退職金不支給・減額が加わると金銭的損失が大きく弁護士費用をかけてでも争う動機が生まれやすいため、訴訟リスクがさらに高まります。 2 「争われるのが怖い……

就業規則の懲戒解雇事由に該当していても、懲戒解雇が無効になることはありますか。懲戒権濫用法理について教えてください。

この記事の結論 1 就業規則の懲戒解雇事由への該当は必要条件にすぎない。懲戒権濫用法理(労契法15条)という第二の壁がある 懲戒が客観的合理的理由を欠くか社会通念上相当でない場合は、就業規則の事由に形式的に該当していても懲戒権濫用として無効となります。就業規則の懲戒事由該当性と懲戒権濫用の有無という二段階審査が必要です。 2 懲戒解……

懲戒解雇では無効リスクが高い場合に、普通解雇を選ぶ際にはどのような対応が必要ですか。

この記事の結論 1 懲戒解雇の無効リスクが高い場合は①普通解雇を選択するか②解雇通知書に予備的普通解雇を明記すること 懲戒解雇のみに踏み切ることは非常に危険です。懲戒解雇が無効となった後に普通解雇として救済される余地がなくなると、会社は極めて厳しい状況に置かれます。 2 訴訟中に懲戒解雇の有効性に疑義が生じた場合も予備的普通解雇の意……

懲戒解雇の有効性は、どのような項目で判断されますか。4つの検討項目と実務上の注意点について教えてください。

この記事の結論 1 懲戒解雇の有効性は4項目すべての検討が必要。就業規則の懲戒事由への該当は必要条件にすぎない ①就業規則の懲戒解雇事由への該当②懲戒権濫用(労契法15条)の有無③解雇予告義務(労基法20条)の遵守④解雇制限事由への非該当、の4項目すべての検討が必要です。事由に該当するだけでは不十分です。 2 懲戒権濫用の壁が特に高……

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