Q848 賞与は必ず支給しなければなりませんか。

 賞与は,必ず支給しなければならないものではありません。
 賞与は,支給対象期間の勤務に対する賃金と考えられ,功労報償的な意味合いだけでなく,勤労意欲向上,労働者の生活保障という意味も込められていると考えられています。しかし,だからといって会社が賞与の支払義務を負うというものではありません。
 賞与とは,「定期又は臨時に,原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって,その支給額が予め定められていないもの」(通達昭和22年9月13日基発17号)ですから,賞与の金額は,会社の業績や勤務成績に基づく人事考課や査定により左右され,支給率・支給日も,就業規則の定めや,労使間の合意,使用者による意思表示で決定されるものです。
 ただし,すでに就業規則において賞与を支給する旨規定している場合には,労働者に賞与を支給しなければなりません。つまり,たとえ会社の業績が芳しくない場合であっても,就業規則に,○か月分等の規定を置いている場合には,会社は,就業規則で定めている金額を支払わなければなりません。

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