Q848 賞与は,必ず支給しなければなりませんか。

 賞与(いわゆるボーナス)は,賃金と異なり,労務提供の対価というよりも,勤労意欲向上,労働者の生活保障を趣旨としますので,使用者は必ず支給しなければならないわけではありません。
 もっとも,賞与を支給する場合には,就業規則にその旨を定める必要があります(労基法89条4号)。
 賞与を支給するつもりはないけれども,賞与の規定を設けた方が労働者の勤労意欲が向上すると考え,賞与の規定を設けつつ,その中で会社の業績状況などによって賞与を支給しない旨を定めておけば,賞与を支給しなくても大丈夫なはずだと考える方がいらっしゃるかもしれません。しかしながら,賞与の支給規定を設けると,その規定を変更するのは就業規則の不利益変更に当たりますので,慎重な手続が必要となってしまいます。賞与を支給しないという制度設計をされるならば,賞与は支給しない旨を明確に規定することをおすすめします。

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