Q1 中小企業の労務管理・労働問題対応のポイントを教えて下さい。

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 中小企業の労働問題のうち,労働審判や訴訟にまで至るのは,解雇,退職,残業代請求がメインとなるものがほとんどです。これらの問題は労基法等で労働者の権利が手厚く保護されている賃金請求を伴うため,労働者がまとまった金額の金銭を取得しやすい類型の紛争です。労働者が金銭を取得しやすいため,弁護士に依頼するコストを負担してでも,労働審判を提起する等の対応を取りやすいことが,その理由と考えられます。
 セクハラ・パワハラ・マタハラ等のハラスメントの問題は,安全配慮義務違反等の主張立証の負担が,賃金請求の場合と比較して重い傾向にあります。そのせいか,重大事案を除けば,ハラスメントを理由とした損害賠償請求のみを内容とする労働審判や訴訟の提起がなされることはそれほど多くありません。労働者が金銭の支払を受けやすい解雇事件や残業代請求事件に付随して損害賠償請求がなされる傾向にあります。
 これらの傾向を踏まえると,中小企業の労務管理・労働問題対応のポイントとしては,
 ① 未払残業代が発生しないような労務管理を行い
 ② 解雇・退職の問題に丁寧に対応すること
に重点を置いた上で,
 ③ その他の労務管理・労働問題対応についてもできる限りの努力を尽くすこと
が重要となります。

弁護士法人四谷麹町法律事務所
代表弁護士 藤田 進太郎


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